---大自然の味方、小さな生き物群団EM--- 平木義晴

1. 環境汚染で失われてしまった美しい自然と人間の健康

私達が棲むこの地球の美しい自然と環境は、自然界の限りない営みを繰り返し、何億年も護られ続けてきました。 私達が育った故郷(日本)も数十年前までは山も川も海も美しく、緑の山で戯れ、綺麗な川で泳ぐ子供 達のはしゃぐ姿が当たり前に見られ、美しい自然が私達の幼い頃は格好の楽しい遊び場でした。

ところが、いつの間にか山の緑は少なくなり、川や海はドロドロに汚れて悪臭を発つようになり、あの美しかった 懐かしい自然の姿は何処かへ消えてしまいました。

しかも、私達が生きる為に必要な空気や水や食料さえもが有害物質に汚染され、自然界にも人の体や健康にも取り 返しのつかない程大変な悪影響を及ぼしています。

この環境汚染や公害は、物質的な豊かさを求め経済発展に心血を注ぐあまり自然界の恵みの尊さを忘れてしまっ た、我々の世代が犯した過ちに対する地球から人類への強い警告のメッセージではないでしょうか?

そしてこの過ちは、永い永い地球の歴史に比べれば、ほんの一瞬の出来事でした。

この環境汚染や公害の原因が、化学物質の悪影響である事は今や常識になっています。 しかし困った事に、責任ある科学者や政治家や実業家はこの非をなかなか認めようとせず、永い闘争の末ようやく 認めたものの、解決策が分からないまま事態は益々悪化し、地球規模の深刻な社会問題になってしまっているのが 実情です。

化学肥料生産工場の有害廃棄物の垂れ流しが川や海を汚染し、そこに棲む魚を食べた人々が自律神経を冒されて発 病して死んだり、40年以上経った今でも、その後遺症に苦しんでいる人が大勢発生して大きな社会問題になった あの恐ろしい「水俣病」は、正にその典型的なたった一つの実例にしかすぎません。40年前のその当時の社会 は、今日の地球規模に広がった環境汚染の深刻さをはたして想像していたのでしょうか?。

20世紀の化学文明は「経済発展」と「環境汚染」、この大きな矛盾と汚点を生み出してしまいました。 公害や薬害の後遺症に苦む被害者や、地球の未来に危機感を持つ世界中の多くの人々が、環境改善や薬害防止や温 暖化防止等、公害のない社会を必死に訴え叫んでいます。

しかし、現代科学も政治も根本的な解決策を明確に示す事が出来ないまま、この重大問題 を来世紀の人類の存亡を賭けた緊急課題として残してしてしまおうとしています。 果たしてこれで、私達の健康や未来の子供達への不安は本当に

なくなるのでしょう か? それとも、失われた美しい自然と環境は、もう二度とは取り戻せないのしょうか!?

ところが、この救いようのない難題を微生物 「菌」に依って解決出来ると言う新しい理論が発表されて以来、科学物質の弊害に懸念を持つ人や、自然を愛する多くの人々の共感を得ています。

私達の常識や生活の中では、「菌」と言えば大腸菌・O 157・エイズ等の病原菌や腐敗菌等をまず思い浮かべ、 「菌は有ると困るだけで恐怖さえ感じる」と思われがちですが、乳酸菌・麹菌・酵母菌等、食品に活用されている 極限られたいくつかの有益な「菌」が存在することもよく知られています。

琉球大学で開発された80 種類の有益な微生物を組み合わせた画期的な物質、「有効性微生物群」 =「EM」は、こ の目に見えない小さな生き物達「微生物の世界」にこそ、自然を護り環境を改善し「地球の自然環境と、人類の危 機を救う」、大きな力と秘密が隠されていると言うのです。

では、微生物と環境とはどのように結びつくのでしょうか?。

2. 悪玉菌と善玉菌の働きと自然界への影響

この地球上には、1cm 四方に100億個以上と言われる、何億何千種類もの多種多様の微生物「菌」が、空気や水 や土の中、動物や植物等の生物の体内や細胞、そしてあらゆる物質にも無数に生存しています。

これらの微生物が、動物や植物の病気や死の原因になったり動物の死骸や排泄物や枯れた植物を腐敗分解させて大 地に戻し、土壌を活性化し、川や海の汚水や泥水を浄化し、あるいは自然界に新たな生命を蘇らせ動植物の誕生や 成長を手助けし健康を維持するなど、自然界に数多くの役目と非常に大きな影響力を持っています。

この微生物のバランスの変化に依って 崩壊型の「悪性の微生物」(悪玉菌)が増えると、病気や死の原因になり腐敗や劣化、分解等の生き物や物をこわ す力「酸化作用」が発生します。 ところが逆に、 蘇生型の「有益な微生物」(善玉菌)が働くと、腐敗や劣化や分解を防ぎ、生命を活性化させ、成育を助け、健康 を維持する等、命を守り物の形を壊さない働き「抗酸化作用」が働きます。

例えば、 牛乳に乳酸菌(善玉菌)を加えるとヨーグルトやチーズになりますが、 放置すると腐敗菌(悪玉菌)の働きで腐り、悪臭を放ちます。

「生命の誕生と死」→「腐敗、劣化、分解」→「自浄化作用」→「(新しい生命の)再生」が繰り返され、自然界 の生命のリサイクルに欠かせない働きをするのです。

この限りなく繰り返される自然の摂理と営みに微生物が深く関わって、大自然の恵も、生き物も、美しい川や海も 自然環境も、勿論人間も護られています。 この様に、微生物は自然の摂理と営みの中で非常に大切な働きをするのですが、 厄介な事に 抗酸化作用のある蘇生型の(善玉菌)と酸化作用を持つ崩壊型の(悪玉菌)この両方の微生物が生存しなければ自然界は成り立たないのです。   → NEXT