<< 査証と滞在資格>> 

 

外来語でいうビザにはVISA STATUS(滞在資格)とVISA VALIDATION(査証【ビザ】)の2通りがあります。 ビザは、パスポートに押されるスタンプのことで、パスポートを使ってアメリカに入国するときに有効な日付と資格が表記されている必要があります。これはアメリカ大使館で発給してもらうものです。これまでアメリカ大使館・領事館は5年間有効の学生ビザを発給してきましたが、最近では2年、1年という短期ビザの発給が多いようです。1年しかアメリカに滞在できない...とがっかりする必要はありません。ビザの有効期限と滞在期限は違うものだからです。ビザは通行手形であって、滞在許可ではありません。学生ビザや労働ビザについて言えば、アメリカに入国して滞在している間に有効期限が切れてしまっても延長する必要はありません。あくまでもパスポートをつかって入国するときに必要なものですので、たとえばこの査証がきれていても有効なI-20と、滞在資格さえもっていれば合法的に滞在できます。ただし、一旦アメリカを出国して、日本からあるいはよその国からアメリカに入国するときは有効なビザの査証が必要ですから、アメリカ大使館に再度査証を発給してもらう必要があります。

滞在資格とはVisa Statusのことで、通常アメリカに入国するときに飛行機の中で渡されるカードでパスポートにホチキス止めしてくれるものです。ビザ免除制度(VWP: Visa Waiver Program) を利用してアメリカに入国する渡航者は緑色(I-94W)、何かしらの非移民ビザを持っている人は白色(I-94)です。入国の時に入国日付の書かれたスタンプを押してくれますが、その下に記された日付が滞在期限日です。学生ビザ(F-1)を保持している渡航者の場合、D/S(Duration of Status)という滞在資格が認められます。D/Sとは学業が終わるまでアメリカでの滞在を認めるというものです。したがって学生ビザ(F-1)保持者の場合は、××年××月××日まで滞在期限が規定されるわけではありません。1年のビザしか発給されなかった人でも、アメリカ国内で授業料を払って、通学をしている学生には学校から発行されるI-20というものがあります。I-20が有効である限りは学生として合法的に滞在が認められています。

労働ビザの場合は在留許可証の日付がしるされます。 この期限が迫ってもまだそのステイタスで滞在を続けたいときは必ずその期限が切れる前に滞在延長の申請をINSに行わなくてはなりません。 在留許可証とはH1-Bビザの申請をして認可がおりたときに INSから渡される書類です。これには申請者の名前とスポンサーの会社が書かれ、有効期日が書いてあります。この許可証に詳しく注意が書いてありますが、これは「この会社に申請どおりの内容で働いているかぎり有効」ですから、いくら滞在期日が来年まであっても、その会社を辞めてしまった瞬間に効力は失効します。不法滞在になってしまうのです。ですから、会社を辞めようと思っているのなら、次のH1-Bをサポートしてくれる会社を見つけてH1-Bの申請をします。あるいは滞在資格をH1-Bから学生に戻す、などです。学生に戻すときはたんに学校にいけばよい、というのではありません。 I-20を発給してもらって、そのI-20をそえてINSに申請を出します。そうすると新しい在留許可証として学生ビザの資格の許可証と差し替えようのI-94をINSが発給してくれます。

学生ビザを申請するときの注意点として「学生ビザは永住する意思があっては申請できない」 ということです。H1-Bビザは将来永住する意思をもっていても発給されますが学生ビザはあくまでもアメリカでの経験を母国で生かすためのビザです。 ですから面接のときに「私は将来アメリカに永住したいです」と答えてだめだったとか「婚約者はアメリカ人です」といってだめだった。というケースが多数あります。あくまでも、学生ビザは「勉強したい!」という外国人に門をひらいている、ということを念頭において面接に望んでください。一番無難なのが「アメリカでしか○○は学べないので、ぜひ勉強して将来日本で優遇された社会人生活を送るのが目標です」といった具合です。直接面接するとその場でビザの発給をしてもらえますが、面接を予約するのには長い間待たなくてはなりません。その場合は、郵送で必要な書類を一式提出するという手段もありますが、その中に上述したような内容の留学目的の英文エッセイを同封すると効果的でしょう。

 

 

このページのTOPへ戻る